はじめに
TomoBlogのTomoです。
先日図書館へ行ってきました。今住んでいるところに引っ越してからは一度も行ってなかったので、この街の図書館ははじめになります。図書館は街によって規模も違えば選書も違います。環境も雰囲気も違うので足を運ぶとわくわくします。普段読まないジャンルや購入するか迷っていた本、貸し出しカードを作成して、早速3冊借りてきちゃいました。図書館内での読書は非日常感があってとても良かったです。その日は少し混んでおりましたので2時間ほどで帰路へつきました。今度は朝イチから行ってみよう。
さて今回も前回と同様に最近読んだ本を3冊ご紹介いたします。
ご紹介する作品に関して完全に主観で をつけさせて頂いております。
文章の癖や表現のされ方など「読み易さ」、読後「すぐ読み返したい」か、すぐではないが「いつか読み返したい」か、作品を読む事により何か「学び、気付きがある」か、自分の中で「お気に入り」の作品となったか、他者に「オススメ」をしたいかで を付けさせていただきました。
完全に個人の感想ではあることご了承ください。
本を手にとる際の一参考にしていただければ幸いです。
最近読んだ本#4
1作品目.すべてがFになる/森博嗣 著
- 読み易さ ・・・
- すぐ読み返したい ・・・
- いつか読み返したい・・・
- 学び、気付きがある・・・
- お気に入り ・・・
- オススメ ・・・
第一回メフィスト賞受賞の本作品。理系ミステリでとても有名な作品ですが、手に取ったことがありませんでした。いざ読み始めるとあっという間に世界観に引き込まれてしまいました。少し難しいやり取りもありますがわからなければわからないまま読み進めて問題ないです。天才同士の会話を側から聴いてるようなイメージです。登場人物は皆個性的でとても魅力的です。物語のメインは離島の研究所が舞台でこちらで事件が起きていくのですが、トリックも犯人も全く予想がつきもしませんでした。また本作は1996年に発表された作品とのことですが、全く古さを感じず、むしろ近未来を言ってる感じすらする部分がありました。最後の1ページまで裏切られ続けとても楽しく読むことができました。シリーズ化もされているようなのでそちらも楽しみです。
2作品目.黒猫を飼い始めた/講談社
- 読み易さ ・・・
- すぐ読み返したい ・・・
- いつか読み返したい・・・
- 学び、気付きがある・・・
- お気に入り ・・・
- オススメ ・・・
「黒猫を飼い始めた」この1行からなる掌編小説集です。26人もの豪華な作家さんによって描かれております。1作品あたり5ページから8ページほどでとても読みやすいです。ミステリーでいわゆるドンデン返しの作品が多く収録されております。
どれも面白かったのですが私が特にお気に入りの作品を3篇紹介します。
『イメチェン/結城真一郎 著』、『メイにまっしぐら/柾木政宗 著』、『登美子の足音/矢部嵩 著』
アンソロジー集は普段読まない作家さんの作品を読むことができていいですね。今回面白いと思った作品の作家さんの他の作品も今後手に取ってみたいなと思いました。
3作品目.むらさきのスカートの女/今村夏子 著
- 読み易さ ・・・
- すぐ読み返したい ・・・
- いつか読み返したい・・・
- 学び、気付きがある・・・
- お気に入り ・・・
- オススメ ・・・
第161回芥川賞受賞の本作品。むらさきのスカート女と呼ばれる女性とそのむらさきのスカートの女と仲良くなりたい女性の物語。こんな人いないだろと思う反面、こんな人もいるのかもと思えてくる。もしくは自分自身もこのむらさきのスカートの女のように他人から違う名で呼ばれて物珍しい目で見られているのではないかとも思えてくる。読書中は不思議な感覚、読後は全くスッキリしません。また共感無し、感動無し、感情移入無しととても珍しい作品でもあります。ただこれは否定的な意味ではなく自分には未だない読書体験でとても楽しむことができました。他の人はこの作品を読んでどのような感想を持ったのだろうととても気になりました。
終わりに
今回紹介した作品はジャンルも様々で年代もバラバラになります。一時期ずっとミステリ作品を読んでたのですが最近は純文学等も読むようになりました。歴史など他のジャンルも読みたいのですが今まで読んできてこなかった分少しハードルを感じます。ライトめな作品から手に取ってみようかなと思います。
もうすぐ2023年も上半期が終わりますね。今年に入ってから読んだ本をリストにまとめております。6月いっぱいまでで何冊読めるでしょうか。今まで特に気にしたことはなかったのですが記録をしておくと読書に対するモチベーションが高まります。よかったら試してみてください。