読書の記録【最近読んだ本#1】

はじめに

TomoBlogのTomoと申します。

最近本を読む量が増えました。

学生時代は多く読んでたのですが、忙しくなってからはあまり時間を割くことができてなかったのです。

最近意識的に本を読む時間を作ってみたところリフレッシュにもなり良い時間を過ごせる事に気づきよく読むようになりました。

そこで今回は最近読んだ本３冊を紹介していきます。

最近読んだ本#1

表題作『丸の内魔法少女ミラクリーナ』含む４編による短編集。

村田沙耶香さん作品の初心者である私にはインパクトが強かったです。どの作品も自分の考え方、固定観念を強く揺さぶられる感覚を味わいました。

『丸の内魔法少女ミラクリーナ』嫌なあいつは怪人の手下、そして私は魔法少女。声に出して言うわけではなく心の中で思うだけ。自分の中に大切なものを持っておくと、嫌なことがあっても人生うまくいくかもと少しヒントがもらえるような作品。ただ最後は予想もしない展開でしたが、、、。

『秘密の花園』人は見かけによらない。理想からの卒業。あまりに突拍子もないことの連続で共感できる部分はありませんでしたが、理解はできるお話ではありました。

『無性教室』もし性別が隠された世界だったら、性別を知ってから好きになるのか、好きになるのに性別は関係ないのか自分の今まで生きてきた上で構築された価値観が揺らぐ作品でした。

『変容』最近の若者には怒りという感情がない。若者にとって怒るという感情は建設的ではなく無駄でしかない。ただ年配の方からしたらそんなのおかしい。果たして何が正解で何が不正解かわからない世界であるが、自分たちが生きる世界と大きく違わないのではないかと考えられる作品でした。ただシリアスなだけでなくユーモアもあり４編の中でこの作品が一番好きでした。

文章はとても読み易くスラスラと読み終えました。お気に入りの作品となりましたが、すぐ読み返すというよりは本棚の目につくところに置いておいてふとした拍子に読みたいかなと思う作品でした。

2作品目.向日葵の咲かない夏/道尾秀介　著

こちらは本屋さんでよく書影は見ていたのですがずっとスルーをしてきておりました。ミステリーやドンデン返しでおすすめを探してたところこの本の紹介に出会いました。

書影とタイトルからは想像つかない内容でとても衝撃的で印象的な作品でした。物語は初めから終わりまでじっとりと暗く感じるのですが不思議と嫌な感じがせずむしろ気持ちよくも感じました。時間が経つと忘れていく作品もありますがこの作品は頭にべっとりと張り付いた感じがしとても忘れる気がしません。

ドンデン返の醍醐味である２周目読みはとても楽しかったです、こんなに伏線、情報を散らしてあったんだと驚き、感動しました。

道尾秀介さんの他の作品も読んでみたくなりました。

3作品目.イニシエーション・ラブ/乾くるみ　著

帯文や紹介文に引かれる多くの触れ込みにより手に取ってみました。

この作品は前情報無く読んだ方が間違いなく楽しめたなと思います。ただ触れ込みがあったから手にとるきっかけとなったのも事実、タイトルやジャケットのみだけだと普段手に取らない作品の類ではありました。人に紹介する時は説明の仕方を考える必要がありそうです。なのでここでは内容に触れないようにします。私のお勧めとしては帯を読まない、裏のあらすじも読まず何も情報を入れないで読む、これが一番かと思います。映画化もされてるみたいでネット検索や動画サイトでもすぐネタバレを含む情報が出てくるので注意が必要です。

おわりに

今回は私が最近読んだ本について紹介いたしました。

本に関する記事は今回が初めてとなります。

今後も購入した本、最近読んだ本の紹介など随時、ご紹介をしていければと思っております。

また、ぜひ皆様の最近読んだ本を教えていただけないでしょうか。

本選びの参考にさせていただきます。

読書好きの気づき【最近読んだ本#2】